祇園祭に行ってみた(前祭編)など

Japan

祇園祭は千年以上の歴史を持ち、毎年7月の1か月間にわたり八坂神社で様々な祭事が行われる祭礼です。特に、17日(前祭)と24日(後祭)の山鉾巡行、そしてそれぞれの宵山には多くの人々が訪れます。筆者は大阪市に住んでおり、京阪電車で八坂神社のある祇園四条に簡単にアクセスできるため、その利点を活かして祇園祭の前祭と後祭の山鉾巡行を見物してきました。

人混みが苦手なので、あえて混雑する宵山を避け、ピークに達する直前の様子を見物しました。その際の混雑具合/現地の様子なども併せてリポートします。

前祭山 ~宵々々山~(7月14日)

7月17日の山鉾巡行に合わせて、7月14日から16日にかけて宵山祭が行われます。宵山祭は特に観光客が多く、四条通りでは交通規制と歩行者天国が実施されます。屋台が出店する7月15日と16日は、多くの観光客で賑わうことが知られています。

人出がピークに達する前日の14日に見物に行ってきました。混雑具合としては、歩道には溢れんばかりの人が歩いており、警察官たちは人々が車道に溢れないように必死で掛け声をかけていました。人の少ない14日とはいえ、歩きづらい程度には人はいました。

また、鉾どおしの距離は微妙に離れており(徒歩5分前後)、複数軒(4軒~)を回りたい祭は事前にどういうルートで歩くか、考えておいたほうが良いでしょう。下記のリンク先のように、鉾マップがあちこちで公開されているので、事前にインプットしてから足を運ぶことをお勧めします。

山鉾巡行 - 山鉾マップ|KBS京都
KBS京都テレビ・ラジオからの情報や音声配信、昨年の映像などを通じて祇園祭の楽しさと奥深さを存分にお伝えしていきます。
前祭 山鉾マップ(上記リンク先より)

宵々々山とはいえ、提灯に明かりが灯っており、祭礼の雰囲気を味わうことができます。本格的な交通規制は行われていないものの、ところどころで車線を潰す形で山鉾が建てられており、バスや自動車はそれを避ける形で走行していました。バスと山鉾の組み合わせは、いかにも京都らしくて個人的には大好きです。四条通沿いには合計で23基の山鉾が立っています。写真はそのうちの函谷鉾です。

路地を一本中に入ると綾傘鉾があります。綾傘鉾は、祇園祭の山鉾の一つで、傘の形をした独特の鉾です。この鉾町周辺では、お囃子が演奏されており、観光客でごった返していました。(写真でもわかるように、前に人がいて近づけない様子です。写真は50mm単焦点レンズで撮影しました。)

最後は船鉾です。船鉾は、祇園祭の山鉾の一つで、船の形をした鉾です。回転して文字が正面を向かなくなった提灯を鉾町の若者が手直ししている場面も見ることができました。地元の人同士のコミュニケーションも活発で、祇園祭が決して観光客のための出し物ではなく、地元に根付いた祭礼であることを改めて実感しました。

混雑具合としては、船鉾は四条通りから2本ほど南に入った路地にあるため、人では比較的少なく、歩きづらさはありませんでした

前祭のリポートはここまで。

コメント